療育指導室

療育指導科に属し、児童指導員2名(療育指導室長を含め)と保育士7名が重症心身障害病棟を担当しています。また、小児慢性病棟と外来小児慢性支援を児童指導員が各1名ずつ担当しています。

療育指導室の役割

療育指導室では、入院中の重症心身障害児(者)の日常生活支援、療育活動、小児慢性児の生活支援、外来支援を行っています。また、地域の関係機関との連携や在宅支援も実施し、健康で快適な生活を保障する福祉部門です。

児童指導員、保育士の業務

福祉サービスに関して、情報収集、院内および関係機関との連絡調整、サービスの提供・評価・検証、質の向上に関する実務全般を担当しています。

療育指導室は、チーム医療連携を基本に、とくに利用者への障害福祉サービスの向上を図り、利用者及び家族の満足度と病院に対する評価を高めることで、より健全な病院経営に寄与しています。児童指導員は、情報収集、院内および関係機関との連絡調整、サービスの評価・検証、質の向上に関する実務全般を担当しています。【マネージャー(マネージメント)、コーディネーター(コーディネート)的な役割】

保育士は、利用者への日常生活支援を基本として、利用者の総合的理解を図り、個別・集団療育活動および個別支援計画の実務を担当しています。【日常生活支援スペシャリスト、療育活動等のリーダー的な役割】

療育指導室の療育方針

快適で充実した日々が送るための取り組み
〈健康であること・動くこと・感じること・通い合うこと〉を大切に、適応性 の獲得・発達の促進・健康の維持増進・生きがいの追求を図る。

重症心身障害病棟の療育目標・療育の実践

<療育目標>…(利用者に向けて)

健康な身体づくりと豊かな経験の獲得

1)外に出て自然の変化に触れ、動く楽しさを知ろう。

2)いろいろな出来事に興味を持ち、経験を積み重ねよう。

周囲の出来事を感じ、表現する力を身につける

1)変化に対応できる柔軟な感覚を持ち、意欲的に生活しよう。

2)多様な感情を表現できるようにしよう。

自分の意志を伝える方法を知る

1)自分で選択する力を身につけよう。

2)仲間と一緒にいることの楽しさを知ろう。

<療育の実践>…(援助者の視点)

1)一人一人のQOLを考え、それぞれの生活が豊かになるよう援助します。

2)感じること・経験することをベースに、細かなサインを見逃さず、個人の持つ能力が充分発揮できるよう援助します。

3)利用者の良き理解者として、関係の親密化を図ります。

4)問題行動の原因を理解し、その対応にあたります。

5)利用者が生活する環境に気を配り、安全で心地よい環境をつくりだします。

6)家族の背景を理解し、経年的変化に対応した支援の在り方を検討します。

7)重症心身障害児(者)を取り巻く周囲の人々の理解を深めます。

8)重症心身障害児(者)の福祉に貢献できる機能を持ちます。

重症心身障害病棟の療育活動の内容

集団療育
  • グループ療育:「メロディー」「ムーブメント」「チューリップ」「ひまわり」「スマイル」「たんぽぽ」「ミッキー」「ミニー」「プーさん」
  • デイルーム療育(各病棟)
個別療育

全利用者を対象とした個別の活動

行事
戸外活動
その他の療育
  • 日常生活場面(趣味・娯楽・家族関係・食事・入浴・排泄・清潔・身辺整理等)の支援時における
  • 個別のかかわり

重症心身障害病棟の年間行事

主な行事主な行事
4月 特別療育(人形劇) 10 戸外活動
5 新緑会、戸外活動 11 誕生会、七五三祝
6 誕生会、還暦祝、院内活動 12 クリスマス会・冬季家庭交流
7 七夕・夏祭り、プール活動 1 成人を祝う会、お楽しみ会
8 花火会、夏季家庭交流 2 誕生会
9 スポーツフェスティバル 3 お楽しみ会

 小児慢性の療育目標・療育の実践

<療育目標>

疾患に対する自己管理能力の育成

1)自己の疾患と治療について学ぶ。

2)治療効果を実感する中で安定した入院生活を送る。

3)疾患と治療を理解し、退院後の生活能力を養う。

心身の健全な成長を促す。

1)疾患とうまく付き合うための身体作りをする。

2)集団生活や様々な活動を通し、心を鍛える。

<療育の実践>…(援助者の視点)

1)小児慢性児一人一人の信頼関係を築きます。

2)自己表出の経験を通し、心地よい他者との関係の場を整えます。

3)治療段階、発達課題、適応力、保護者及び養育環境を理解し、課題を捉え成長を促す関わりを行います。

4)行動面に課題のある入院児については傾向と対策を検討し、実践します。

5)保護者・家族への関わりを検討し、実践します。

小児慢性の入院生活支援の内容

  • 個別療育
  • 戸外活動
  • 余暇活動
  • 行事
  • 関係機関との連絡
  • 話し合い
  • 臨床心理士によるカウンセンリング 等

小児慢性の年間行事

主な行事主な行事
4月 DⅤD観賞・音楽鑑賞 10月 お楽しみ会
5月 お楽しみ会 11月 お楽しみ会
6月 お楽しみ会 12月 クリスマス会・ロビーコンサート
7月 お楽しみ会 1月 新年会
8月 夏祭り・花火会・お楽しみ会 2月 送別会・お楽しみ会
9月 お楽しみ会 3月 まとめの会

小児科外来における療育活動(子ども養育相談ルーム、ケロリンくらぶ)

  • 外来活動…小児科の受診後、医師の診断における指示のもと、小児肥満や不登校、広汎性発達障害、あるいは何らかの適応課題に対して個々に応じたプログラムを組み、療育を展開しています。
  • 臨床心理士とともに親子アプローチができるのも特徴です。時には入院に繋がるケースもあります。